令和7年度静岡県薬物乱用対策推進方針の策定

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ページID1025398  更新日 2025年5月29日

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1趣旨

県内における薬物情勢は、覚醒剤等の薬物事犯の検挙者数は減少傾向を示しているものの、依然として高い水準で推移しています。

令和6年の薬物事犯の検挙者数は349人で、そのうち、大麻事犯の検挙者数が165人と薬物事犯全体の約半数を占め、令和4年から3年連続で覚醒剤事犯検挙者数を上回っています。また、大麻事犯全体の検挙者の7割以上が10代・20代の青少年であり、「若年者大麻乱用期」の渦中にあると言える極めて憂慮すべき状況です。

このような状況を踏まえ、副知事を本部長とする静岡県薬物乱用対策推進本部※では、関係機関が連携し、本県の薬物乱用防止対策を総合的に推進するため、令和7年5月22日付け「令和7年度静岡県薬物乱用対策推進方針」を策定しました。

※薬物乱用対策を総合的かつ効果的に推進するため、平成10年に組織した。副知事を本部長とし、知事部局、教育委員会及び警察本部の関係部長並びに厚生労働省東海北陸厚生局麻薬取締部長で構成する。

2推進方針

「広報及び啓発活動の推進」、「取締り及び監視指導の徹底」及び「薬物問題を抱える人への支援の徹底」を3つの柱に掲げ、その柱の下、9つの取組方向と63の具体的な取組を設定しています。

(1)構成

方針の柱1「広報及び啓発活動の推進」

  1. 学校における薬物乱用防止教育及び啓発活動の推進→10の具体的な取組
  2. 地域社会における薬物乱用防止啓発活動の推進→16の具体的な取組
  3. 大麻乱用防止のための広報及び啓発活動の推進→8の具体的な取組

方針の柱2「取締り及び監視指導の徹底」

  1. 薬物事犯の取締りの徹底→5の具体的な取組
  2. 危険ドラッグ対策の徹底→4の具体的な取組
  3. 医薬品等取扱施設への監視指導の徹底→4の具体的な取組

方針の柱3「薬物問題を抱える人への支援の徹底」

  1. 薬物依存者及びその家族への支援の充実→11の具体的な取組
  2. 相談体制の充実強化→4の具体的な取組
  3. 適切な医療保護対策の実施→1の具体的な取組

(2)令和7年度の新たな取組

  • 小学校、中学校及び高等学校において、薬学講座を引き続き全校で開催するとともに、そのテキストに「薬物の誘いへの対処法(SNS編)」を追加する。(方針の柱1-(1))
  • 大麻草採取栽培者免許を取得しようとする者に対して、関係機関が連携し、相談段階から法令等に基づく厳正な審査・指導を行う。(方針の柱2-(3))
  • 薬局や店舗販売業者に対して、オーバードーズの要因となる頻回購入等の不審な動向を認めた場合は、警察へ通報するなど、関係機関と連携して不適正な入手の防止を図るよう指導を行う。(方針の柱2-(3))
  • 薬剤師や登録販売者に対して、オーバードーズに苦しむ方への相談窓口の紹介等、ゲートキーパーとしての意識の向上を図る。(方針の柱3-(2))

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部生活衛生局薬事課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2413
ファクス番号:054-221-2199
yakuji@pref.shizuoka.lg.jp