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〈目次〉
私たちの性のあり方(セクシュアリティ)は、多様性に満ちています。
性のあり方は、その人の生き方そのものであり、個人の尊厳に関わることとして尊重されるべき大切なものです。
しかし、「男はこうあるべき、女はこうあるべき」、「異性を好きになるのが当たり前」といった意識や、そのような意識を前提とした制度の中で、学校や職場など様々な場面で生きづらさを感じ、偏見や差別を恐れて誰かに打ち明けたり相談することが難しい状況におかれている人もいます。
お互いの性のあり方を尊重し、誰もが生きやすい社会にするには、私たちの社会の仕組みや性の多様性を知り、私たち1人ひとりが自分のこととして考えてみることが大切です。
県では、県内の市町をはじめとした関係者と連携しながら、性の多様性に関する取組を進めていきます。
私たち一人ひとりの性は、様々な要素が絡み合ってかたちづくられています。
性染色体、外性器、内性器、性ホルモンなど身体的な特徴をもとにした性別のことです。
自分の性別を自分自身でどのように認識しているかということです。
多くの場合からだの性と一致しますが、違和感のある人もいます。必ずしも男女のどちらかに明確に分かれるわけではなく、どちらの性別でもない、わからない、決めたくない人などもいます。
自分がどの性別の人を恋愛や性愛の対象とするかということです。
異性を好きになる人、同性を好きになる人、性別を意識せずにその人を好きになる人、恋愛感情や性的感情を持たない人などがいます。
服装、言葉遣い、振る舞い等、社会に向けて自分の性をどのように表現しているかを指します。必ずしも性自認と一致するとは限りません。
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を並べた言葉です。性的マイノリティの総称として使われることがありますが、この4つに限られるものではなく、実際には多様な性のあり方の一部にすぎません。
女性を好きになる女性
男性を好きになる男性
異性を好きになることもあれば、同性を好きになることもある人
生まれたときに割り当てられた性別とは異なる性別を生きる人・生きることを望む人
(LGBは性的指向に関するもので、Tは性自認に関するものです。)
「LGBT」は、属性を表す言葉ですが、「SOGI(ソジ・ソギ)」は、全ての人に当てはまる概念です。
これは、「性的指向」(SexualOrientation)と「性自認」(GenderIdentity)の頭文字をとったものです。性的指向と性自認そのものを指し、国連の諸機関で広く用いられており、全ての人の性のあり方が人権として尊重されるべきという文脈で使われています。(「性表現」(GenderExpression)からEを取ってSOGIEとする場合もあります。)
この概念により、全ての人が多様な性の当事者であり、性のあり方に関する問題を自分を含めた全ての人の問題と考えることができます。
令和5年3月、静岡県パートナーシップ宣誓制度がスタートします。
これを記念して、広く県民の皆様を対象に、シンポジウムを開催します。
静岡県パートナーシップ宣誓制度記念シンポジウム
~ありのままで 幸せに 自分らしく暮らせる“ふじのくに”を目指して~(PDF:322KB)
日時 令和5年1月27日(金曜日)13時00分~16時30分
場所 あざれあ大ホール【定員200人】 ※録画Web配信あり(要事前予約)
(静岡市駿河区馬渕1-17-1)
内容
第1部 制度説明・基調講演
基調講演 「性の多様性とジェンダー平等を尊重する持続可能な社会づくり~その現状と課題~」
講師 三成美保 氏 (追手門学院大学教授、奈良女子大学名誉教授)
第2部 パネルディスカッション
テーマ「パートナーシップ宣誓制度から考える 一人ひとりの性を大切にするためにできること」
コーディネーター 笹原恵 氏 (静岡大学教授)
パネリスト
安池中也 氏 (株式会社えて 代表取締役社長)
砂川秀樹 氏 (文化人類学者)
三成美保 氏 (基調講演者)
参加申込 電子申請(ふじのくに電子申請サービス)、メール又はFAXでお申込みを。
電子申請 https://s-kantan.jp/pref-shizuoka-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=7784
メール danjyo@pref.shizuoka.lg.jp
FAX 054-221-2941
申込締切 令和5年1月20日(金曜日)
▶▶▶静岡県パートナーシップ宣誓制度の概要については、こちらへ。NEW!!
男女共同参画センターあざれあが運営するホームページ「あざれあナビ」では、県内で活動する支援団体を紹介しています。
(外部サイトへリンク)
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