第2回『未来を担うこども・若者の幸せのために』

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1074887  更新日 2025年7月9日

印刷大きな文字で印刷

 こどもは、未来の宝です。すべてのこども・若者は、かけがえのない存在であり、社会を共に創っていく権利の主体である、そのような理念のもと、静岡県では「しずおかこども幸せプラン」を本年3月に策定しました。

 本プランは、誰もが自分らしく、幸せに生きることができる社会の実現を目指すもので、こども・若者一人ひとりの“こえ”を真ん中に据えた取組です。プランの策定にあたっては、実際にこどもや若者の意見を丁寧に聴き、その声を反映させることに力を注ぎました。

 このプランの着実な推進に向けて、全庁横断的な推進体制として「こども・若者施策推進本部」を設置し、私はその本部長を務めています。6月9日(月曜)に第一回本部会議を開催し、各部局に対して着実な取組を指示するとともに、個別の重要課題に対して、本部内に部局を超えたプロジェクトチームを立ち上げ、より実効性の高い対策を講じる体制を整えました。

 このプロジェクトチームでは、こども・若者からの意見の中で重要な課題とされたもののほか、県総合計画の経営方針における重点取組とも位置づけられている以下の3つのテーマに取り組んでいます。

 「共働き・共育ての推進」
 「いじめ防止と不登校のこども支援」
 「外国につながるこども・若者の支援」

 「共働き・共育ての推進」では、子育てと仕事を両立しやすい社会の実現を目指し、企業・地域との連携による支援策の強化を検討していきます。

 「いじめ防止と不登校のこども支援」では、学校現場だけでなく家庭や地域とも協働しながら、こどもの安心・安全な居場所づくりや多様な学びの選択肢の提供を考えていきます。

 「外国につながるこども・若者の支援」では、言語や文化の違いにより孤立しがちなこどもたちに対し、多言語による情報発信や学習支援、相談体制の整備など、ライフサイクルを通じた包括的な支援のあり方を議論しています。

 こうした取組を通じて、課題を部局間で共有し、より実効性のある対策を講じていきます。しかしながら、各テーマはいずれも長年にわたって私たちが直面してきた課題であり、短期的な成果にとどまらない、中長期的な視点からの対策が不可欠です。

 県民の皆さまにも、こども・若者を社会全体で育むという視点から、ぜひとも温かいご理解とご協力をお願いします。静岡の未来を担うこどもたちが、笑顔で、そして自分らしく生きていける社会を、皆さんと共につくっていきたいと考えています。

本部会議で挨拶する副知事の様子
本部会議で挨拶する副知事(私)
本部会議の会場の様子
本部会議の会場
しずおかこども幸せプランの概要説明
しずおかこども幸せプランの概要

このページに関するお問い合わせ

総務部秘書課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2202
ファクス番号:054-221-2164
hisho@pref.shizuoka.lg.jp