リニア中央新幹線静岡工区
県民の皆さまからの質問にお答えします
直近の専門部会では、どのような対話が行われたのですか。
8月20日開催の第17回生物多様性部会専門部会では、沢の上流域調査や代償措置(失われる環境の価値を代償するための措置)などについて対話を行いました。
JR東海から、今年秋に実施する水生生物などの生息状況調査について、11カ所で実施する計画が示され、その内容について専門部会で確認しました。
また、JR東海からは、代償措置を行う上で、工事の影響により損なわれた自然環境を上回ることを目標に、南アルプスの自然環境の保全などに取り組んでいく考え方が示されました。
上流域調査の対象となっている沢の様子
第17回生物多様性部会専門部会の概要
日時
令和7年8月20日(水)9:30~12:00
議事概要
1 生物多様性編
- 沢の上流域調査
JR東海が、沢の上流域における水生生物などの生息状況調査の実施計画について説明。JR東海は、現地踏査を実施した15沢のうち11沢について、専門部会に示した調査計画に基づき、今秋に沢の上流域調査を実施することを専門部会で確認した。併せて、環境DNAが検出された「アカイシサンショウウオ」について、生息を確定するための捕獲調査を行うことを、専門部会で確認した。
- 大井川本流の流量及び水温変化
JR東海が、大井川本流の河川流量とトンネル湧水量の予測及び水温変化に伴う影響とリスク対応について説明。JR東海が示した大井川本流の流量予測やトンネル湧水量、水温変化について妥当であることを確認した。今後、水温の影響に係る「管理基準値」の考え方と運用について対話を継続する。
- 代償措置
JR東海が、代償措置の基本的な方針と具体的な対策について説明。JR東海から、「ネイチャーポジティブ」の考え方を取り入れた「代償措置の基本的な考え方」が示された。今後、上流域調査の結果を反映した具体的な代償措置の内容について対話を行う。
専門部会後の対話の進捗状況のまとめ
令和7年10月1日現在の情報です。
詳細は、「リニア中央新幹線整備工事に伴う環境への影響に関する対応」へ
→リニア中央新幹線整備工事に伴う環境への影響に関する対応
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