海外留学生の受入れ(学校の声)
令和6年度
文部科学省補助事業「アジア高校生架け橋プロジェクト+」及び「異文化理解ステップアップ事業」において、留学生を受入れた浜北西高校、静岡城北高校、科学技術高校、富士宮東高校の取組の様子や学校・留学生から集めた声を事例としてご紹介します。
学校の声
留学生を受入れる準備段階で行ったこと
・校内の連絡・調整がうまくいくよう、職員会議や打ち合わせなどで多くの情報を共有した。
・担当教員の負担軽減のため、校内のサポート体制の見直しを行った。
・留学生に対し、事前オリエンテーションを実施し、基本的な校則や生活ルールを共有した。
・準備段階ではあまり何を準備したらいいかわからなかったが、実際に留学生が来てからホストファミリーと本人と相談しながら必要なことを準備すれば十分であった。
留学生を受入れて良かったこと
・クラスの生徒に溶け込み、クラスメートも留学生自身も楽しく過ごせたことが一番よかった。部活も一生懸命で、関わった生徒たちが留学生の母国を通じて、海外に興味や関心を持つようになった。
・在校生や教職員に対する意識や行動の変化を感じることができた。
・留学生・在校生双方が異文化交流や異文化体験ができた。
・留学生の自ら学ぶ、挑戦する姿を通して在校生によい影響を与えてくた。
・お互いスマホを使い、翻訳しながら、英語を使って積極的に交流していた。
・教員も英語で留学生に授業を説明するなど工夫していた。
大変だったことや苦労したこと
・校内における教員間の情報共有と授業やホームルーム等の調整などに時間がかかった。
・様々なクラスと留学生を交流させるため、毎日時間割を工夫したことで、担当教員の負担が増えてしまったこと。
・留学生のメンタルケア(ホームシックなど)の対応が難しかった。
・ホームステイ先が家庭の諸事情により受け入れが困難となったため、変更が必要になった。
受入れを検討している学校に向けてアドバイス
・受入れは感覚的にハードルは高いかもしませんが、実際にやってみるとそこまで負担はありません。負担感の低さのわりに教育効果は高いです。
・多様な価値観に触れられる貴重な機会となり、生徒や教員に良い影響を与えてくれました。留学生は日本語を覚えるのも早く、言語面での問題はほとんどありません。初めは不安を感じることもありますが、実際には特に大変なことはありません。次第に各教科の先生方も、授業に留学生がいることを楽しみ、積極的に関わるようになります。
・受け入れには、事前準備と担当教員のサポート体制の整備が重要です。特に事前オリエンテーションや、教職員及び生徒の協力体制を構築することが、スムーズな受入れにつながってくるとおもいます。
・ホストファミリーは、十分に家庭環境を理解して上で選定してください。
留学生の声
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