所長挨拶
静岡土木事務所の事業概要
当事務所が所管する静岡市は、静岡県の中央に位置しています。人口は約70万人で、面積は約1,412平方キロメートルの政令指定都市です。市内には国・県の行政機関が多く立地し、国際拠点港湾の清水港が整備され、交通幹線が東西に横断しています。地域は南アルプスの峰々に囲まれ、温暖な気候でお茶やワサビ、桜エビなどが生産されています。
主要事業
【河川事業】
二級河川巴川流域において、昭和49年7月の「七夕豪雨」を契機に静岡市と連携を図りながら総合治水対策を実施しています。近年では、令和4年9月の台風第15号により流域内で約4,800戸の家屋浸水被害が発生したことを踏まえ、令和5年度から「浸水対策重点地域緊急事業」により麻機遊水地第2-1工区整備のほか、巴川本川の河道掘削や道路橋の架け替え、支川の大沢川における護岸嵩上げなど、流域治水の推進に向け様々な取組を進めていきます。
【海岸事業】
平成25年6月公表の「静岡県第4次地震被害想定」に対応する「静岡県地震・津波対策アクションプログラム2023」に基づき、海岸堤防の嵩上などの津波対策に着手するとともに、砂浜の回復と維持、保全に配慮した海岸整備を進めています。
なかでも世界文化遺産富士山の構成資産として登録された名勝「三保松原」においては、砂浜の保全に大きな役割を果たしてきた消波ブロックの存在が審美的観点において望ましくないとの指摘を受け、砂浜が回復するまでの間、L型突堤などへの置き換えと養浜を組み合わせて、海岸保全と景観の改善の両立を目指します
【砂防事業】
管内は地形が急峻、複雑で脆い地質など土砂災害の発生しやすい条件が揃っており、3,009箇所の土砂災害警戒区域が存在しています。土砂災害から住民の生命を守るため、砂防事業、急傾斜地崩壊対策事業、地すべり対策事業によるハード対策を進めるとともに、行為制限や区域の現地表示といったソフト対策も併せて実施し、総合的な土砂災害対策を進めています。また、都市山麓グリーンベルトのモデル地区である清水区大内地区では、砂防樹林帯の整備を地域住民と協働で取り組んでいます。

【その他事業】
公園関係の事業については、草薙総合運動場の施設改修や、維持修繕を行っています。
建築関係の事業については、少子・高齢化社会やライフスタイルに対応した快適で防災性の高い住まいづくりを推進するため県営住宅の建替事業等を実施しています。
当事務所では、地域の声を伺い、また、御理解と御協力を得ながら、環境・景観や地域の活性化にも配慮し、安全・安心な地域づくりに向けて、職員一丸となって取組んでまいります。
このページに関するお問い合わせ
静岡土木事務所
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