信号機について
信号機の役割
信号機には、
- 交通事故を防止する
- 車両の流れをスムーズにする
- 交通環境を改善する
などの役割があります。
交通マナーは、ドライバーの信頼関係で成り立っています。信号機の変わり目にスピードを上げて交差点に進入することや駆け込みの横断は、大変危険ですのでやめましょう。
信号機による交通整理
信号機を点灯する場合、そのタイミングが重要となります。そのタイミングを《サイクル》《スプリット》《オフセット》で表します。
これらは、スムーズな交通の流れを実現させるために大切なものなのです。
サイクルとは
信号灯が青→黄→赤と一巡する時間を”サイクル”といいます。
スプリットとは
1サイクルにおける時間配分のことを”スプリット”といいます。
オフセットとは
各交差点をスムーズに通過できるように青信号時間の開始時間をずらす”時間のずれ”を”オフセット”といいます。
安全と円滑を確保するため、次の方法で信号機を運用しています。
地点制御
交差点ごとに単独で信号機を制御する方法で“点制御”とも言われます。
系統制御
連続して設置されている信号機を互いに関連つけて制御させ、車をスムーズに走行させる方法で“線制御”とも言われます。主に主要幹線で行っています。
地域制御
多くの信号が設置されている地域で、縦横無尽に絡み合う道路の交通状況を収集、分析して、各交差点の信号機に的確なタイミングを指令して制御する方法で“面制御”とも言われます。静岡市、浜松市、沼津市などの都市部で主に行っています。
歩行者にやさしい信号機
歩行者にやさしい信号機には、
- 音が鳴る信号機
- 歩行者待ち時間表示装置が付いた信号機
- 歩車分離式信号機
などがあります。
音が鳴る信号機
視覚障害者用付加装置
擬音(ピヨピヨ・カッコー)により歩行者に横断方向を知らせる装置です。
音響式歩行者誘導装置
声(「信号が青になりました」)により歩行者に信号機の動作状況を知らせる装置です。
歩行者待ち時間表示装置
歩行者待ち時間表示装置とは、横断歩道で信号待ちをしている歩行者に対して、歩行者用信号が青に変わるまでの時間を表示するものです。
歩車分離式信号機
歩車分離式信号機とは、歩行者と車両が通行する時間を分離して横断歩行者の安全を守る信号機です。
主に横断歩行者の多い場所に設置されています。
信号機Q&A
みなさんからよくある質問・疑問をまとめてみました。
Q1,押ボタン式信号機の押しボタンを押してもすぐに『青』にならないことがあるのはなぜですか?
A1,
通常の押ボタン式信号機は、押せばすぐに信号が変わるようになっています。
しかし、交通量の多い道路などは、道路全体の交通がスムーズに流れるよう制御されているため、すぐには信号機が変わらない場合があるのです。最近は、時間帯により待つ時間を従来よりも少なくした“待ち時間短縮機能”がついた押ボタン式信号機も増えつつあります。
Q2,信号機の『青』は緑色に見えるのですが、なぜ『青』と言うのですか?
A2,
昭和5年、日本に初めて信号機がついたときは、法令的に“緑色信号”と呼んでいました。
しかし、新聞紙上や一般の人々は“青色信号”や“青信号”といった呼び名で定着していきました。
色の三原則“赤・青・黄”ということで誰にでも理解されやすいため、信号の色をこの三色に対比させたという説や、日本語で表す“青”の範囲は大変に広く、例えば青葉、青物など緑のものを“青”と呼ぶ場合が多いので“緑色信号”が”青色信号”と呼ばれたという説もあります。
こうして、一般に“青信号”と呼び名が定着したことから、昭和22年には法令でも“青信号”と呼ぶようになりました。また、平成9年よりLED式信号灯器の整備も進めています。
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