予想される大規模地震に備えて

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ページID2000359  更新日 2023年1月26日

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予想される大規模地震について

1976(昭和51)年8月に、「静岡県を中心とした東海地域で、巨大地震が明日起こっても不思議ではない」という東海地震説が発表されました。以来、静岡県警察では、東海地震対策を主要な課題として取り組んできました。

また、政府が、2011(平成23)年3月11日に発生した「平成23年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)」を受け、想定される最大規模の「南海トラフ巨大地震」のモデルケースを発表しました。この巨大地震は、東海地震、東南海地震、南海地震が一度に発生した場合を想定しています。これを受け、静岡県は平成25年6月に「第4次静岡県地震被害想定」を発表しました。本想定では、静岡県民約370万人の生活圏の大部分が震度7~6強になり、地域によっては液状化現象の発生や津波の襲来が予想されています。

また、静岡県では南海トラフ巨大地震の他にも、相模湾周辺を震源とする大規模地震や活断層がずれ動いて発生する大規模地震も想定されています。

静岡県警察では、発生が危惧される「南海トラフ巨大地震」を始めとする大規模地震について、各種対策に取り組んでいます。

地震災害等での主な警察活動

広報

大津波警報等が発表された場合には、パトカー等により必要な情報の広報を行います。

避難誘導

地震災害等により、津波が襲来し、又はそのおそれがある沿岸部では、直ちに高台や津波避難施設に避難するよう、住民等に呼びかけを行います。また、内陸部において停電による信号機の滅灯等で交通渋滞が発生した場合などには、交差点等で住民の避難誘導に当たります。避難する場合には、警察官・自主防災組織や消防団等の指示に従って、素早く、冷静に行動してください。

避難誘導訓練

写真:避難誘導訓練の様子

情報収集

警察では、迅速的確に災害へ対応するため、災害情報を収集します。みなさんが把握した情報も、警察に提供をお願いします。

地震発生後の混乱した状況では、誤った情報(デマや噂)が住民の間に流れたりしますが、広報やラジオ等で発表される正しい情報を基に冷静に行動してください。

救出救助

被災現場に救出救助部隊を派遣して、被災された方の救助を行います。

実際の建物を使用した訓練

写真:壁を壊している様子

写真:高い場所での救助訓練の様子


「平成27年6月解体予定の駐在所を活用した訓練」より

NPO法人災害救助犬静岡との合同訓練

写真:救助犬との訓練様子

浜北消防署員との合同訓練

写真:屋根の上での作業様子

交通対策

緊急車両が被災地に速く到着できるようにするために交通規制を行います。ご協力をお願いします。

交通規制訓練

写真:規制の様子1

写真:規制の様子2

治安対策

救出救助活動と併せて、被災地域の防犯パトロール等も行います。

検視

警察では、災害によって亡くなられた方の死因や身元を究明するため、検視を行います。

行方不明者の受付

警察では、災害によって安否がわからなくなった方を捜索するために、関係者から届出を受理します。

遺失物・拾得物への対応

警察では、災害により大量に発生する金庫等の保管管理、持ち主の調査を行います。

東日本大震災での実際の活動

写真:瓦礫の中から金庫を取り出す様子

その他

大規模地震が発生した場合は、警察本部や警察署に「災害総合相談所」を設置するほか、通訳人を配置した「外国人相談コーナー」も設置して、外国人の要望にも応えていきます。

このページに関するお問い合わせ

警察本部警備部緊急事態対策課
〒420-8610 静岡県静岡市葵区追手町9番6号
電話番号:054-271-0110(代表)