来年に向けて、まずは今年の芸術の秋に親しむべく、静岡文化芸術大学からお招きを受けましたので、10月6日(木曜日)に特別公開講座「薪能」を鑑賞させていただきました。
薪能は、開学間もない2001年から続く、静岡文化芸術大学の看板行事の一つです。どなたでもお越しいただける、地域に開かれた公開講座として、みなさまに愛されてまいりました。
当代一流の演者による狂言と能を間近で見られる貴重なチャンスであることに加えて、企画から広報・舞台設営・会場運営までのすべての過程に、学生が主体的に携わっています。学生たちが学科や学年を超えて「薪能プロジェクトチーム」を結成し、能楽師である梅若猶彦教授の指導のもと、アートマネジメントを学ぶ実践の場として、毎年開催してまいりました。
この2年間は、新型コロナウイルス感染症の影響で、開催がかないませんでしたが、その間も学生たちは、薪能プロモーション動画の制作、薪能20年の歩みを紹介する企画展や学内向けの能の勉強会の開催など、工夫をこらした活動を展開してきました。
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