実践NOTE573 「Well-Beingの実現を目指した3K(協働・共生・共助)活動の実践」
「Well-Beingの実現を目指した3K(協働・共生・共助)活動の実践」
静岡県立浜松みをつくし特別支援学校 教諭 伊藤昌明
はじめに

本校は静岡県立特別支援学校におけるコミュニティスクールに関する研究指定を受けて2年目になります。児童生徒、地域の方々、教職員一人ひとりの多様な幸せ(Well-Being)の実現を目指し、学校運営協議会を活用して地域との連携機会を増やしている取組について紹介します。
学校運営協議会での提言
昨年度の学校運営協議会において、地域との連携機会を増やすための方策を話し合う中で、以下のような提言をいただきました。
- 地域住民の方が身構えないで気楽に参加できる機会を設けるとよい。
- 地域住民の方と地域資源を活用する授業をコーディネートする担当者を置くとよい。
- どのような場面で手伝いが必要であるかをどんどん地域に発信するとよい。
みをつくしサポーターとともに
本校では、教育活動に対して協力意思のある地域住民の方をみをつくしサポーターと呼んでいます。何らかの特技や技能を生かすゲストティーチャーとしてだけでなく、校外学習の見守りや発表会の参観など年齢や経験を問わず誰でも気軽に参加できる場面も例示して募集しました。地域連携課の担当者が教員からの地域資源活用のニーズを取りまとめ、みをつくしサポーターとマッチングをすることで年間14単元の授業において、延べ99人がみをつくしサポーターとして様々な教育活動に参加してくださいました。(令和6年度)



一人ひとりのWell―Being(多様な幸せ)の実現を目指して
教育活動に参加したみをつくしサポーターの方からは「楽しかった」「子供がかわいい」「パワーをもらえた」などの感想が多く聞かれました。子供たちには、みをつくしサポーターがいることで普段よりも張り切る姿、積極的に関わろうとする姿などが多くみられました。教員からは、みをつくしサポーターを活用することで授業の質が向上したり、子供のよいあらわれを引き出したりすることができたとの感想が聞かれました。今後もみをつくしサポーターをはじめ地域資源を活用した実践を推進することで、児童生徒や地域住民、教職員一人ひとりのWell―Being(多様な幸せ)の実現を目指していきます。
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