天星製油株式会社

　天星製油は、1946年にナタネ搾油を行う「天星鈴木製油所」として個人創業、1962年から鉱物油の廃油リサイクルを開始し、現在では廃油から高品質の再生重油を精製するオイルリサイクルの専門企業である。高品質の再生重油を精製するとともに、廃油の回収時には、関連機器及び設備、施設等の清掃やメンテナンスを行う事業も展開し、切れ目のないサービス提供を実現している。営業エリアは、静岡県と山梨県を中心に千葉県から三重県まで広範にわたって、廃油を回収している。営業活動を行う地域では、可能な限り優良産廃事業者認定を受けており、静岡県以外の地域でも高い信頼を獲得しながら取引先を拡大している。
　同社の事業活動は、環境面においては、自社での環境負荷低減活動として気候変動対策や新たな蒸発濃縮装置の導入による省エネ化の推進を行っている。環境・社会面においては、地域住民向けの廃油回収や環境教育といった地域での環境保全に取り組む。環境・経済面においては、低コストで環境にも配慮された再生重油の製造及び販売や産業廃棄物の適正な処理、エコロジカルメンテナンス事業を通じた切れ目のないサービス提供が、自社及び地域企業の持続性を高めている。
　同社は2025年3月に静岡銀行とポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約を締結。同社の事業活動を通じ「環境・社会・経済へのポジティブなインパクトの創出」と自社の更なる成長を目指す。
 

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