静岡資材株式会社

　静岡資材は1953年の創業以来、企業の事業活動や住民の生活に欠かせないエネルギーを地域に供給してきた燃料販売事業者である。創業時は、地場産業である茶業向けに木炭や石炭、コークスといった茶用燃料を供給し、機械技術が発達する中で燃料が重油やガス等に転換すると、石油製品の取扱いを開始した。それに伴い、茶業だけでなく幅広い産業へ取引を拡大、1960年に社名を現在の静岡資材へと変更した。その後、モータリゼーションが起きると、自動車用燃料の需要が急増、同社は石油元売り会社との特約店契約の締結や自動車用燃料の販売及び給油所を設置することで、地域住民への安定供給を実現した。近年は、これまで築いてきた顧客基盤や燃料の供給体制を生かし、様々なサービスを展開するとともに、太陽光発電システムの普及に貢献し、再生可能エネルギーの利用拡大にも取り組む。
　同社は2024年9月に静岡銀行とポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約を締結。モニタリングを通じ、会社として常に改善を進めていくことや、全従業員が自己啓発に努めて成長することを求め、顧客と会社、従業員全員が幸福を追求できるよう事業に取り組むことで、これまで通り社会と顧客のニーズをしっかり見定めて、100年企業を目指す。

• この企業の取組を詳しく見る（外部リンク）