土木泥水再利用システム

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ページID1048088  更新日 2025年7月25日

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写真:土木泥水再利用システム

登録番号
1792
登録番号(NETIS)
KT-200041-A
評価結果
レベル2
区分
工法
新技術名称
土木泥水再利用システム
副題

矢板工事等で使用する水(ウォータージェット等)を再利用する。泥水を発生した場所で、水と泥土に分離し、廃棄物の削減、経済性・施工性の向上が行える。

従来技術名称
泥水を産業廃棄物としてバキューム車等で収集・運搬して処分
問い合わせ先

セイスイ工業株式会社
043-312-0895

概要

本技術は、土木泥水再利用システムで、従来技術では発生した泥水は産業廃棄物処理されていた。本技術の活用により、工事による汚泥等の廃棄物の総量の削減、汚泥の沈殿処理の待機時間がないため、経済性・施工性の向上が図れる。従来、産業廃棄物処理していた泥水を、現場にて泥土と水に分離し、分離した水を連続的に再利用できるように変えた。

  1. 適用可能な範囲
    濃度3,000~250,000mg/L、比重1.01~1.15、pH5~11の凍結していない泥水。
  2. 特に効果の高い適用範囲
    濃度5,000~150,000mg/L、比重1.01~1.10程度の泥水(5,000mg/L以下の濃度になると濁水処理工などで分離処理が難しくなり、削減効果が低下するため)
    現場内で汚泥の天日乾燥を行い再利用できるのであれば、さらなる廃棄量を削減できる。
活用に当たっての留意事項

(設計時)

機材運搬道路の幅2.5m×高3.5mが必要。寒冷地では機材の要凍結対策。設置・撤去に必要なクレーンや運搬車両の設置面積が必要。工事終了後に使用水廃棄に濁水処理またはバキューム車が必要。システム機材は千葉県から出荷。

(施工時)

運転調整、薬剤の溶解作業等は1.~3.に注意。眼に入った場合は直ちに清浄な流水で洗眼し、医師の受診。皮膚や粘膜に接触した場合、流水及び石鹸でよく洗浄。

  1. 作業中は保護メガネ、防塵マスク、ゴム手袋を必ず着用。
適用可能な箇所

(適用できる条件)

  • 現場条件(処理量・設置面積・使用電力):5立方メートル/h・10平方メートル・80A、10立方メートル/h・15平方メートル・100A、15立方メートル/h・25平方メートル・120A・2.5×3.5m、20立方メートル/h・25平方メートル・180A、30立方メートル/h・30平方メートル・240A、40立方メートル/h・40平方メートル・350A及び機材運搬道路の幅2.5m×高3.5m
  • 自然条件:水温5℃以上
  • 適用可能な範囲:濃度3,000~250,000mg/L・比重1.01~1.15・pH5~11・未凍結
  • 特に効果の高い適用範囲:濃度5,000~150,000mg/L・比重1.01~1.10の泥水
新技術概要説明資料

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このページに関するお問い合わせ

静岡県建設技術監理センター
〒421-0122 静岡市駿河区用宗1丁目10-1
電話番号:054-268-5004
ファクス番号:054-258-6030
maetouroku@pref.shizuoka.lg.jp